火災保険の水災補償とはどんな補償ですか?
大雨で河川が氾濫して建物が流された。
とか洪水で床上浸水して建物が破損した場合などに補償されるものです。
近年は、川や山が住んでいる近くになくても、台風や大雨により水が行き場を失って溢れだす都市型洪水が増えています。
こうした被害は、火災保険に水災補償を付加していないと補償されません。
ですので、川や山が近くにないからといって安心しないで、都市型洪水をカバーする水災補償を付加するように火災保険を見直す必要があります。
特に、住宅ローンの契約と一緒に契約した長期に火災保険は注意が必要です。
住宅ローンと組んだ火災保険は長期間の保険になっており、万一火災の被害があっても再調達価格で契約していなければ、時価価格しか支払われない場合があります。それに水災補償はほとんどのケースで付加されていません。
なので、長期契約の火災保険は、火災保険証書を出して一度見直しをする必要があります。
また、火災保険の長期契約については、昨今の台風や竜巻、雪崩などの自然災害が増加傾向にあり、将来の自然災害を予測できなくなったため、2015年10月以降は火災保険の10年超の長期契約が廃止になります。
長期契約に限らず、火災保険に入ってはいるが入った当時のままで何も見直しをしていないなら、一度タンスの引き出しから出されて、どんな契約内容になっているかを確認された方がいいですね。
たとえ、戸建てでなくてもマンションであっても風災や水災はありえる話ですので、今すぐ契約の見直しをしましょう。
水災で補償してくれる損害保険金の額を知りたいなら、まずは一括見積もりでパンフレットを取り寄せて、補償内容と保険料を比較してみましょう。
パンフレットや見積でわからないところがあれば、損害保険会社に電話で相談してみましょう。
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